マンガで分かる第一架設

一層目ではまず足場部材の配置と脚部の固定を行います。続いて、ハンマーを使用して図面通りに支柱を固定し、取り付け位置を決めながらブラケットや踏板、手すりをはめ込みます。その後、下屋部の接続を考慮ししながら支柱を建てれば、一層目の完成です。

二層目でも一層目と同様に支柱や手すりなどを配置し、支柱の建込と手すり・ブラケット・踏板を取り付けます。支柱のジョイント部が同じ層に集まらないように、バランスを見ながら配置し、三層目がある場合には二層目と同じ工程を繰り返します。

次は、落下防止用の手すり部分の取り付けと下屋足場を組み立てです。まずは敷板に自在ジャッキを固定し、下屋に支柱をセットします。その後、根がらみ用の手すりを設置して補強キャップをハンマーで固定し、安全に作業を行える下屋足場を組み立ていきます。

最後に図面通りに控え柱・火打ち梁・大筋かいを取り付けます。控え材は支柱と固定して水平つなぎに、大筋かいは設置面と45°の角度に、そして火打ち梁は足場の最上部分に火打ち上に設置します。その際、手すりには取り付けないようにして、くさび足場の完成です。